福岡県では、地域防犯活動団体や県民が一堂に集まり、互いの情報交換及びネットワークづくりを行うとともに、防犯意識の高揚を図ることを目的として、「安全・安心まちづくり県民の集い ふくおか」を開催しています。
7回目となる今年は、「子ども、女性、高齢者が安心して暮らせるまちづくり〜つなぎ合う、みまもりの輪〜」をテーマに開催しました。
「防犯」と「景観」の両立をコンセプトにリニューアルオープンした「福岡市警固公園」のデザインに携わられた、福岡大学工学部の柴田久准教授の基調講演をはじめ、福岡スクールオブミュージック専門学校の「防犯演劇」などを行いました。
また、会場に設けた防犯活動に取り組む団体・企業のブースにおいて、日ごろの防犯の取り組みを紹介し、来場者の方に、個人や団体で取り組む防犯活動のあり方について理解を深めていただきました。
【ブース出展団体】(順不同)
福岡読売防犯協力会
【開催内容の詳細】
●防犯功労者等表彰式
表彰式では、長年、地域防犯活動に尽力し、社会貢献された防犯功労者、防犯功労団体や企業のほか、女性とこどもの安全みまもり企業が表彰されました。 また、全国地域安全運動の公募ポスター・標語の入選者も表彰されました。
●出展団体交流会
紙エプロンに趣味や特技、安全・安心に対する考え、日ごろの防犯活動などを記入して、お互いに紹介しあいました。 ちょっと変わった自己紹介に空気も和み、 和気あいあいとした意見交換となりました。
●防犯講演「安全・安心なまちのデザイン」
「防犯」と「景観」の両立をコンセプトにして改装された福岡市警固公園で具体例を示しながら福岡大学の柴田准教授に講演していただきました。 改装に際してのデザインに秘められた意外な理由をお話いただき、市民の憩いの場としての警固公園に一層親しみを強くされた来場者の方も多いようです。
●防犯演劇
女性、こども、高齢者などが被害に遭いやすい身近な犯罪を題材にして、福岡スクールオブミュージック専門学校のみなさんに、わかりやすく、コミカルに寸劇を演じていただきました。
●防犯ディスカッション
春日市天神山地区自治会から 「一戸一美運動」、 福岡大学の「ななくま元気にするっ隊」から 「こどもの大声だし訓練」、 久山町の「上久原かかし愛好会」から 「かかしがもたらした思わぬ効果」など、ユニークな取り組みを紹介していただきました。 会場の外には「かかし」が展示され、そのリアルさに来場者から驚きの声が上がっていました。
●安全・安心交流ステージ
福岡大学附属若葉高等学校ダンス部のみなさんにダンスを披露していただき、 「県民の集い」の最後を飾っていただきました。 美しく、力強いダンスに会場から大きな拍手が起こっていました。